最新トレンドをチェック!クレジットカードを人気とおすすめで調査
ファッションの流行が毎年異なるように、クレジットカードのトレンドもどんどんと新しいものへと変わっていきます。
今回は、2021年のクレジットカードの最新トレンド傾向とともに、総合人気クレジットカードのランキングをご紹介いたします。新たにクレジットカードを作る方はもちろん、最新のトレンド情報を知りたい方はぜひ参考にしてください。
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2021年の人気クレジットカードに見るトレンド傾向チェック!
クレジットカードと一言で言っても、付帯するサービスや特典はカードごとに様々で、選ぶときにはまず「自分のライフスタイル」を見直した上で吟味するのが正解です。
最近では日本人のライフスタイルのあり方が大きく「二極化」しており、そのためカードのトレンドもはっきりと傾向が別れてきています。
若者は節約志向の方が増えており、堅実かつお得なカードを好み、富裕層や収入が多い、ライフスタイルを豊かに過ごしたいと考えている方はステータス性やサービスを重視して選ぶという流れがあります。
高ステータスカードとカジュアルなお買い物用カードへ人気が2分
クレジットカードの現在のトレンドは、ずばり「高ステータス」のカードと、カジュアルな「お買い物がお得になる」カードに分かれています。
一言でハイステータスなカードといっても、カードの種類は多様化しており、年会費が安いものから本当に高級なお金だけでは得られないサービスを売りにしているカードブランドもあります。
一方で、お買い物がお得になる、使いやすいといったカードは「ポイント還元率」が高かったり、特定のサービスやお店で利用すると現金支払いよりもお得になったりするといったカードが多いと言えます。
今回は、このトレンド傾向を元に「高ステータスなカード」や「お得なカード・日常で使いやすいカード」には具体的にどんな種類があるのかをランキングとともに見ていきましょう。
高ステータスカードはより持ちやすく、試しやすく
高ステータスなカードと聞くと、イメージとして「年会費が高く、取得するのが難しい・維持が大変」というものがあると思いますが、ステータス性重視のカードが人気を集めている今、持ちやすく、試しやすいというカードも増えてきています。
持ちやすくなったゴールドカード
- 初年度無料ゴールドカード
- 格安ゴールドカード
- 申し込めるハイステータスカードも登場
1.初年度無料ゴールドカード
ゴールドカードと言えば「アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」が有名で、かつ年会費も決して安くないため富裕層向けカードとして認識されています。
一般の方では持つのが大変というイメージもあり、なかなか敷居が高く感じる方もいるようですが、アメックス・ゴールドカードのように「真のハイステータスカード」であっても、最近では「初年度年会費無料」もしくは「年会費相当のポイントをプレゼント(実質年会費無料)」といったようなキャンペーンを実施していることが多く、気軽に「試せる」ようになってきています。
ゴールドカードに憧れがあっても、付帯サービスをしっかり使いこなせるか、自分にとって年会費を支払う価値があるかは、やはり実際に試して判断するのが一番です。
有名カードでも初年度年会費無料キャンペーンが実施されることで、今までなかなか手が出なかったカードも、「お試し」として一度入会してみるという方が増えています。
2.格安ゴールドカード
ステータス性の高いカードを語る上で、トレンドとして外せないのが「格安ゴールドカード」の存在です。
今やゴールドカードはお金に余裕があり、ある程度高めな年会費を支払える人だけが持てるカードから、種類によっては「多くの人が持てるカード」へと変化しています。
ゴールドカードを選ぶ上でコストパフォーマンスを重視し、できるだけ年会費は多く払いたくないという人だけではなく、今まで憧れはあってもゴールドカードに手が出なかった方もターゲットになっています。
格安とはいっても、指定空港ラウンジが無料で利用できるサービスなどの「ゴールドカードならでは」のサービスがしっかり盛り込まれている非常にコスパの良いカードもあります。
年会費が10,000円以上するようなゴールドカードは、年会費無料でもお得度の高いカードが多い中でやはり手を出すには勇気がいりますよね。
格安ゴールドカードは年会費2,000円台から豊富にあるので、ゴールドカードに憧れつつも、年会費がちょっと高すぎるという方のニーズをばっちり満たしており、今人気のカテゴリです。
3.申し込めるハイステータスカードも登場
ブラックカードなどのハイステータスカードは、それよりもワンランク下のプラチナカードなどをしっかり利用した上で、条件が合えばカード会社から「招待(インビテーション)」を受けられて初めて持てるカードも多く存在します。
そんな中で注目を集めているのが、「ブラックカード」や「プラチナカード」といった最高クラスのカテゴリにもかかわらず「申し込み式」となっている、つまりいきなりプラチナカード・ブラックカード取得にチャレンジできるカードの存在です。
代表的なものとして、日本では2016年からサービスが開始された「ラグジュアリーカード」というカードブランドがあり、最もランクの低い「Mastercard Titanium Card」でも年会費5万円、コンシェルジュなどのサービスがついてくるなど「ブラックカード」の仲間といっても過言ではない優秀なハイステータスカードです。
最もランクの高いカードはなんと「ゴールドカード」の名称で、金属製カードには本物の金が使用されているプレミアムなカードです。
年会費も20万円と非常に高額で、「ブラックカード」としてふさわしいですが、こちらも招待制ではなく「申請式」になっているのには驚かされますね。
もちろん、申請式といっても審査は厳しく行われますので、本人にある程度の支払い能力やステータスは必要になりますが、招待を待たずとも手に入れられる最高峰のカードとしておすすめできます。
もちろん、これ以外にもいきなり申し込み可能なプラチナカードなども人気がありますので、申し込み式のハイステータスカードを選ぶ際は、どの程度のカードランクに挑戦するか、どんなサービスを重視するかを考えましょう。
カジュアル用途のお買い物にはネットに強いクレジットカードが人気
一人暮らしや共働き世帯が多くなっている今、ネットショッピングの需要は高まっており、「お得度」重視のカードの中でも特にネットショッピングに強い・お得になるクレジットカードが人気を集めています。
ここでは、具体的にどんな傾向のカードが好まれているかをご紹介いたします。
ネットショッピングに強いクレジットカード
- 高還元率!ポイントが貯まるカード
- 特定のネットショップでのお買い物がお得に
- 誕生月にポイント3倍のカードも
1.高還元率!ポイントが貯まるカード
ネットショッピング利用に強く人気があるカードとして、最も重視されやすいのが「ポイント還元率」です。
特定のショッピングサイトで還元率が高くなるカードも人気はありますが、Amazon.co.jpや楽天市場、Yahoo!ショッピングといった幅広いジャンルのネットショップに対応している汎用性の高いカードも人気です。
具体例としては「Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント)」などが挙げられます。
このカードはネットショッピング利用以外でも、日常生活のお買い物に使えば常時「1.0%」のポイント還元率でポイントが貯まり、さらにオリコモール経由でAmazonなどのネットショッピングサイトを利用すると2%以上のポイント還元率になるというもので、今とても人気があるカードの1つです。
汎用性が高く普段からお得、かつ様々なネットショップサイトでもポイントが貯まりやすいというのが最近好まれている傾向と言えますね。
2.特定のネットショップでのお買い物がお得に
オリコカードのような「いろいろなお店でお得」になるカードももちろん人気がありますが、自分が利用しているネットショップがある程度固定されている方であれば、そのショップに特化して「お得」になるカードが合っています。
実際に、そういったタイプのカードとして人気を集めている代表例が「楽天カード」です。
楽天カードは常時1.0%以上の還元率でどのお店で利用してもお得になる汎用性の高さも人気の要因ですが、楽天市場で利用すると常時「4.0%以上」という驚異の還元率になるのが特徴です。
楽天カードのように、特定のショップでお得になるカードはAmazonやYahoo!ショッピングなど多くのショッピングサイトで扱っているケースが多いので、よく利用するショップがある方はぜひ「そのお店で一番お得なカード」をチェックしてみるといいでしょう。
3.誕生月にポイント3倍のカードも
ネットショッピングに特別強いカードではありませんが、「お得度」重視で人気を集めているカードの中には「誕生月の利用分はポイント3倍」といったものもあります。
誕生月のポイント還元率が高くなるカードとして、年会費無料の「ライフカード」があります。
ライフカードは通常還元率0.5%ですが、前年度の利用金額に応じて最高1.0%まで還元率がアップするので、使い方によっては常時高還元率で利用できるカードにもなります。
決まった月や日にポイント還元率がアップするカードは、ほかにもイオンカード(毎月10日のときめきWポイントデーはポイント還元が2倍)などもあり、サブカードとして持ち、お得になるタイミングで利用する方も少なくありません。
カードは上手に使い分けをすることでより活用の幅が広がりますので、サブカード選びには特定の期間に「特にお得」になるカードも視野に入れてみるといいでしょう。
高まる電子マネー対応クレジットカードへのニーズ
ステータス性やお得感といった人気カテゴリとは別に、最近高まっているのが「電子マネー対応カード」へのニーズです。
ここでは、特にどんなタイプの電子マネー対応カードが人気なのかを解説します。
電子マネー対応のクレジットカードの種類
- Suica対応クレジットカード
- Edy対応クレジットカード
- id対応クレジットカード
Suica対応クレジットカード
交通系電子マネーSuicaに対応しているカードは、電車で通学・通勤をしている層に支持されているクレジットカードです。
クレジットカード機能のついていない普通のSuicaは定期券・チャージ型電子マネーとして使うことができますが、クレジットカード機能がついているカードはさらに「オートチャージ」にも対応しているカードが多く、チャージを忘れて改札機で足止めをくらうということがありません。
Suica一体型になっているカードとしては「ビューカード」から発行されているカード群が特に還元率がよく人気です。
一例を挙げると、ルミネでのお買い物がお得になる「ルミネカード」はSuica一体型クレジットカードで、JR東日本の乗車券や定期券、Suicaチャージ利用時に1.5%のポイント還元が受けられます。
ポイント還元率が良いカードでも、一般的には1.0%程度のものが多いと考えると非常にお得なのがわかりますね。
ここではSuica一体型カードを例として挙げましたが、これ以外にも「交通系電子マネー」と一体型になっているクレジットカードは利便性やお得度から注目されています。
Edy対応クレジットカード
多くのショップで利用できる電子マネーの一つに、「先払い式(プリペイド式)電子マネー」の「楽天Edy」があります。
楽天Edyは先払い式電子マネーとしては交通系電子マネーを除くと国内シェアが非常に大きく、現金を持ち歩かなくても簡単に決済できるのが魅力です。
Suicaなどとは異なり、Edy一体型のクレジットカードは「楽天カード」のみしかありませんが、Edyへのチャージでポイントが貯まるカードは多数あり、中チャージされたEdyを利用する時だけではなく、チャージ自体でも「マイル」が貯まるという「ポイント二重取り可能」なカードもあります。
Edyにチャージできるカードの種類は多数ありますが、普通はチャージしてもクレジットカードのポイントは貯まらず、利用時のみポイントが還元されるシステムになっています。
電子マネーを利用しながら特定のポイントが貯めたい方は、Edyチャージに対応しているクレジットカードのなかでも「チャージ時のポイント還元」に対応しているカードを選んで活用しましょう。
id対応クレジットカード
後払い式の電子マネー、つまりクレジットカード機能がそのまま「電子マネー」としてタッチだけで利用できるタイプのクレジットカードも広く普及しており、根強い人気があります。
後払い式の電子マネーにはiDやQUICPayなどがありますが、iD一体型のクレジットカードの一例として「dカード GOLD」などがあります。
iD一体型クレジットカードの魅力は、なんといっても「チャージが不要」かつクレジットカードを利用すると今までサインが必要で面倒だった、という場合でも「サインレス」でスピーディに会計ができる点です。
また、今までコンビニなどの少額決済時にクレジットカードを出すのが恥ずかしいと感じていた方でも気軽に使えるというのもポイントになっているようですね。
もちろんクレジットカードのポイントもしっかり貯まりますので、クレジット機能をもっと気軽に利用したい方向けにぴったりです。
人気ランキングを参考に自分にあったクレジットカードを探そう
クレジットカードの最新トレンドとしては、「ステータス性」と「お得さ」を重視する傾向に2分しています。
ステータス性重視のカテゴリのなかでも、若者や専業主婦でも発行しやすい「格安ゴールドカード」や、申し込み式のブラックカードなど人気のあるカードの特徴は様々で、一概に「こんなカードが一番人気」というのは言えません。
お得さを重視したい方には常時ポイント還元率が高いカードやネットショッピングなどでお得になるカードが人気を集めていると言えますが、どんなカテゴリでも言えるのは「自分のライフスタイルに合ったカードを選ぶべき」ということです。
今回はトレンド傾向や人気クレジットカードのランキングをご紹介いたしましたが、まずは「自分のニーズ」を把握した上で記事を参考にし、選ぶようにしてくださいね。