クジレットカードを「ステータス」重視で選ぶポイントまとめ
クレジットカードを選ぶ際には、「ステータス」を重視するという方も少なくありません。
「ポイント還元率が高い」、「提携店舗で利用するとお得」など様々な特徴のカードがある中で、今回は「ステータスの高い」クレジットカードについて、選ぶポイントや特徴、おすすめのハイステータスカードのランキングなどを紹介していきます。
ステータスの高いクレジットカードに興味のある方は、ぜひ自分に合ったカードを見つけるための参考にしてください。
TOPIC
ステータス重視のクレジットカードを選ぶ3つのポイント
ステータスを重視してクレジットカードを選ぶ際は、クレジットカードのステータスそのもの以外の「選ぶポイント」が3つあります。
クレジットカードのステータス選びのポイント3つ
- 利用したいサービスが用意されているか
- 各種付帯保険はどの程度充実しているか
- さらに上のカード目指したいときは、上位カードがあるラインナップを選ぶ
1.利用したいサービスが用意されているか
ステータス重視でクレジットカードを選ぶということは、一般カードと比べてそれなりに高額な年会費を支払うことになります。そこでしっかり見ておきたいのが、「どんなサービスが用意されているか」というところです。
例えば、よく旅行に行く人であれば、旅行先や出発前に役立つ、「荷物を無料で配送してくれる」、「海外でも現地サポートが受けられる」などのサービスがしっかりついているものから選べば、年会費を支払ってもお得と感じられますよね。
ハイステータスなカテゴリ内でもクレジットカードの特徴は様々
ステータスの高いカードの多くは、サービスの質がまんべんなく高い傾向にありますが、そのなかでも「グルメに強い」、「ホテルや航空券に強い」などの特徴はありますので、まずは自分の生活スタイルを見直してどんな特徴のカードが適しているか考えてみましょう。
2.各種付帯保険はどの程度充実しているか
ステータスの高いカードと言えば、旅行傷害保険や航空機遅延保険、ショッピング保険など各種付帯保険が充実している印象ですよね。
同じ「ゴールドカード」や「プラチナカード」というカテゴリのクレジットカードでも、カード会社や種類によって付帯保険の内容や手厚さ、適用条件などは異なります。
例えば、あるクレジットカード会社の発行するステータスカードは旅行傷害保険が「自動付帯」つまり持っているだけで最高5,000万円、旅行関連の支払いに利用すれば最高1億円もの保障内容になっている一方で、別の会社のクレジットカードは完全に「利用付帯」扱いで、持っているだけでは全く意味がないというケースもあります。
怪我や病気の治療費にいくら支払われるかなどの細かな保障部分も異なりますので、適用条件などはしっかり見ておくといざという時に焦りません。
ショッピングをメインで利用したいという方はショッピング関連に強い保険がついているカード、海外旅行に頻繁に行く方は「海外旅行傷害保険」が手厚いカードなど、ハイステータスなカードを選ぶ際は、自分の利用目的に合わせてどの程度保険内容が充実しているかをチェックしましょう。
3.さらに上のカード目指したいときは、上位カードがあるラインナップを選ぶ
ステータス性の高いカードを選ぶ時に、まず入り口となるのが「ゴールドカード」というシリーズが多いですが、クレジットカード会社によってはその上位のプラチナカード相当のカードを発行しておらず、最上位カードがゴールドカードになっているところもあります。
より上位のステータスカードを目指したいと考えている方は、そういった「ゴールドカードまで」といったラインナップから選ぶのではなく、さらに上位のカードが存在するシリーズから選ぶようにしましょう。
ステータスの高いクレジットカードの特徴
ステータスの高いクレジットカードは、一般カードとは異なる特徴がいくつかあります。ここでは、ステータスカードの代表的な特徴を3つご紹介します。
ステータスの高いクレジットカードの特徴
- ゴールドカードより上は「招待制」のケースが多い
- 特に旅行やレジャー関連のサービスが充実している
- いざという時に役立つサポートが手厚く受けられる
1.ゴールドカードより上は「招待制」のケースが多い
一般的に、ゴールドカードは自分で申し込みをする「申告制」になっているカードが多いですが、それ以上のプラチナカードクラスになると、ゴールドカード保有者のうちある一定の条件を満たした人にのみ送られる「招待(インビテーション)」がなければ入会できないというケースも多くあります。
ステータスの高いカードの選び方の章でも説明いたしましたが、最終的に狙っているカードのランクにはいきなり申し込みができないような場合には、それよりもランクを下げて「ゴールドカード」もしくは「一般カード」などに申し込み、利用実績を積むことでインビテーション(招待)が受けられるようにするといいでしょう。
ただし、「三井住友VISAプラチナカード」など一部のプラチナカードは申告制でいきなり申し込みができるというシステムになっているので、はじめから最高ランクのカードを手に入れておきたい! という方におすすめです。
2.特に旅行やレジャー関連のサービスが充実している
ステータスの高いクレジットカードと一般カードとの大きな違いは、旅行傷害保険なども含んで「旅行・レジャー」関連のサービスが充実しているという点です。
例えば、飛行機の出発遅延があり時間を潰さなくてはいけないときには、ゴールドカード以上のカードの定番サービス「対象空港ラウンジの無料利用」が役立ちます。
どの空港ラウンジが対象になるかはクレジットカードごとに異なりますが、場合によっては出国審査などの手続きを全て終わらせた状態で数時間待たされることもあり、そんな時にただのベンチの待合で待つか、ドリンクや椅子、雑誌、軽食などが提供される「空港ラウンジ」で待つかでは快適度・充実度共に全く異なりますので、とても重宝します。
また、指定のホテルを予約するとお部屋のグレードアップを無料で行ってくれるサービスや、厳選された高級レストランを2名以上でコース利用すると「1名分無料」、もしくは全体から20%オフになるといった、普通では大幅に金額が異なってくる優待・サービスも受けられるカードもあります。
旅行やレジャーのサービスをとことん利用するという場合は、年会費を支払っても逆にお得になるステータスカードもありますので、利用用途に応じて上手に選んでみてください。
3.いざという時に役立つサポートが手厚く受けられる
普段は利用しないけれど、いざという時にとっても心強いのが、「専用デスク」や「コンシェルジュ」といったサービスです。
24時間体制ですぐに顧客の相談にのり、対応してくれるというケースも多く、例えば海外旅行先で購入した品物が盗難にあった、怪我をしてしまい病院にいきたいといった「緊急事態」でも、しっかりサポートをしてくれます。
付帯保険のキャッシュレスサービスを利用すれば、あらかじめデスクに電話してお願いしておくことで、指定の病院で「決済いらず」で治療を受けられますので、治療費が高額になりがちな海外では助かります。
そのほかにも、レストランやホテルの予約、航空券手配、旅行先のアクティビティ斡旋など様々なシーンで手厚いサポートが受けられますので、サポート体制だけでも上位カードにするメリットが十分あるといえます。
ステータスの高いクレジットカードを作る際の注意点
ステータスの高いクレジットカードを作る際は、注意しておきたいことが3つあります。
作ってしまってから、もしくは申し込みをしてしまってから後悔のないように、ぜひ目を通しておいてくださいね。
- 年会費がどれくらいかかるかをチェック
- 利用しないサービスばかりのハイステータスカードはできるだけ避ける
- クレヒスをしっかり磨いてからチャレンジしよう
1.年会費がどれくらいかかるかをチェック
ハイステータスのクレジットカードは、一般カードよりも年会費が高いというのはイメージがわくと思いますが、年会費の相場というものははっきりお伝えできるものがなく、シリーズやカードのランクによって全く違うと言えます。
例えば、一般の方でも持ちやすいハイステータスカードの「ゴールドカード」でも、年会費は2,000円〜30,000円程度と大きく開きがあり、一概に「これくらい」というのは言いづらくなってきています。
一般的にゴールドカードの年会費は10,000円程度のものが比較的多い印象ですが、プラチナカードとなるとさらに開きが大きく、30,000円程度のものから13万円以上するものもあり、相場がないと言えます。
このことから、新たにステータスの高いカードに申し込む際は、年会費をよく調べずにいると危険ですので、きちんと事前に確認し、本当に支払える金額か、年会費を支払うだけのサービス内容かを見極めるようにしましょう。
2.利用しないサービスばかりのハイステータスカードはできるだけ避ける
ステータスの高いクレジットカードには、充実したサービスや付帯保険がつきものですが、その分年会費は高くなる傾向があります。
旅行にいかないのにプライオリティパスがついている、外食はしないのにレストラン優待サービスがついているなど、自分が利用しないサービスばかりのカードには、はっきり言ってステータス、もしくは特定のサービスに強く魅力を感じていなければ作る意味がありません。
なんとなく良さそうだからという理由で選ぶには維持費がかかってしまいますので、カードに申し込む前に、他のハイステータスカードと比べて自分がより使いやすいサービス内容になっているかは確認しておきましょう。
3.クレヒスをしっかり磨いてからチャレンジしよう
ステータスの高いクレジットカードの多くは、審査も一般カードと比べて難しいと言えます。
年収面などすぐに自分の意思で変えられない部分で審査に落ちてしまうのはどうしようもないですが、ステータスの高いカードは「クレヒス」つまり信用情報の良さも重視しているので、あらかじめ対策をしておくと安心です。
良いクレヒスとされるのは、延滞や金融事故を起こしていないことはもちろん、「定期的」にクレジットカードを使い、「滞りなく」返済しているクレヒスです。
つまり、今まであまりクレジットカードやローンなどの信用取引を行なっていない人は、優良なクレジット利用者かどうかを判断できないので、審査に落とされてしまうこともあります。
毎月決まったカードを利用し続けている方などは心配いらないと思いますが、不安な場合はランクを下げたクレジットカードに申し込み、コツコツとクレヒスを積み上げることから始めてみましょう。
ステータスカードの取得難易度はどのくらい?クレヒスと属性が重要!
ステータスカードの取得難易度は、カードの種類によって異なります。年収300万円代でも審査に通るカードもあれば、500万円以上必要なケースも。ただ、意外かもしれませんがアメックスゴールドカードなどの「ステータス性抜群」のカードでも、年収300万円代〜400万円くらいでも審査に通った方がいます。
ですから、安定した収入が確保できている方は、狙ったカードが一度どの程度の年収で受かりそうかを調べてみましょう。審査に受かりそうだと思えば、ぜひ申し込んでみてくださいね。
ステータスカードはクレヒスがとても重要
また、年収や職業などの安定性はもちろん大切ですが、「クレヒス」(=信用取引の履歴)が悪ければいくら収入が良くても審査落ちしてしまいます。ステータスカードを狙うなら「属性」と「クレヒス」の両方が揃っていなくてはいけません。
過去5年以内に金融事故(債務整理や長期延滞など)を起こしており、かつクレヒス上に履歴が残っている方は、審査にはほぼ確実に落ちます。
そうでなければ他のクレジットカードをマメに利用し、真面目に返済するといった方法で「クレヒス」をこつこつと積むと、審査に有利な「良いクレヒス」を作れます。ステータスカードに申し込む前にぜひ実践してみてください。
クレジットカードのステータスはいらない?ステータスカードはどんな人に向いている?
クレジットカードのステータスは人によっては「いらない」と思うかもしれません。確かに、ステータスのあるカードを持つ魅力を感じない、カードに多くのサービスを望まない方にとっては年会費の安めなコスパ重視カードがおすすめです。
ですが、やはりステータス性の高いカードを持って気持ちよく買い物をしたい、上質なサービスを受けたいという方も少なくありません。結局は自分の価値観次第ですから、一概にステータスカードの「いる」「いらない」は判断できないでしょう。
ステータスの高いクレジットカードを比較してみた!おすすめカードはこれ!
ここでは、ステータスの高いクレジットカードを、次の3つの項目ごとに比較した中で「特におすすめのカード」をご紹介します。
ステータスカードを比較する項目
- 年会費
- 付帯保険・サービス
- 審査難易度
1.年会費で比較したおすすめステータスカード
ランキングに入っているステータスカードの中で年会費が比較的お得なのは、三井住友VISAゴールドカード(年会費1万円)とJCBゴールド(年会費1万円)です。どちらもゴールドカードの中では一般的な金額ですが、三井住友VISAゴールドカードは、マイ・ペイすリボとWEB明細を利用すると年会費が4,000円まで下がるのが特徴です。
JCBゴールドも年会費とサービスのバランスを見ると非常にコストパフォーマンスに優れていますが、年会費の純粋な安さ、お得さを見ると「三井住友VISAゴールドカード」がおすすめです。
2.付帯保険・サービスで比較したおすすめステータスカード
付帯保険・サービスでおすすめカードを比較してみると、群を抜いておすすめのサービスがついてくるは「ラグジュアリーカード Mastercard Black Card」です。年会費は10万円とかなり高めの設定ですが、他にはない魅力あるサービスが特徴です。
例えば、東京23区内の指定された場所から、レストランまでの送迎を「リムジン」で行ってくれるのは他にはない特典ですよね。そのほか、会員限定のイベントや、ハワイアン航空のエリート会員資格、医療サービスの相談など、ランキング上位のカードと比較しても最高のサービスだと言えます。
年会費が高いので万人ウケはしませんが、とにかくサービス・特典重視ならこの1枚で決まりでしょう。
3.審査難易度で比較したおすすめステータスカード
審査難易度で比較をすると、おすすめカードはJCBゴールド、もしくはアメリカン・エキスプレス・ゴールドカードです。この2枚は決して審査難易度が「低い」というわけではありませんが、カードそのもののステータスと比較して「意外と取得しやすい」という印象です。
特に、アメリカン・エキスプレス・ゴールドカードはステータス性抜群なのに対して、年収300万円代でも審査に通った方がいるようですので、サラリーマンでも気軽に申し込める最高ステータスのカードと言えます。
日本ならではの手厚いサービスを受けたい方はJCBカード、抜群のステータスをそこそこの審査難易度で取得したいなら「アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」がおすすめです。
ステータスの高いクレジットカードはこんな人におすすめ!
ステータス性の高いクレジットカードは、多くのメリットがある一方で、年会費が高いという面もありますが、総合して「ステータス・サービス重視」かつ、「年会費が少々高くても気にならない」という方にはとてもおすすめできるカードカテゴリです。
逆に言えば、とにかくサービスは二の次で、リーズナブルでポイント還元率が高いお得なカードが欲しいというようなニーズを持っている方にとっては、サービスがどれだけ優れていようとも、ハイステータスカードのカテゴリから選ぼうとすると、ぴったりのカードを選ぶのは難しくなります。
とはいっても、年会費をしっかり支払ってサービスをしっかり利用したいという方にとってはとても使い勝手の良い「切り札」的な存在になることは間違いありませんので、ステータス性の高いクレジットカードに興味のある方は、本当に自分の目的や使い方に合ったカテゴリかどうかを考え、その上で申し込むようにしてくださいね。
ステータスの高いクレジットカードまとめ
ステータスの高いクレジットカードは、一般カードよりも年会費が高額でサービスや付帯保険が充実しており、持っているだけで一目置かれることもあるカードです。
ステータスの高いクレジットカードには、種類やクレジットカード会社によってそれぞれ特徴が異なるサービスが用意されていますが、カード選びをする際に大切にしたいのは、ステータスの他に「自分の利用するサービスがちゃんとあるか」ということです。
どうしても利用したいサービスが1つでもある場合は申し込む価値があると言えますが、利用もしないのに年会費だけを支払う形になるのはあまりおすすめできません。
ステータスの高いクレジットカードに申し込む際は、自分の目的に合っているかを見極め、本記事で紹介した内容を参考にしながら上手に選ぶようにしてくださいね。